はじめに
「招き猫=縁起物」。多くの方がそう思っているのではないでしょうか。
玄関やお店のレジ横に置かれているあの可愛らしい猫の置物は、金運や人脈を招く存在として長年親しまれてきました。しかし、実は風水的に「逆効果」になる置き方も存在します。
間違った方角や場所に置くと、せっかくの運気アップの効果がかえってマイナスに働くことも。
この記事では、招き猫を正しく配置する方法と、よくある誤解、風水的にNGなパターンまでわかりやすく解説します。
招き猫をなんとなく飾っている方、自宅の運気を少しでも良くしたいと考えている方に向けて、具体的な実例と共に丁寧にご紹介します。
招き猫が「よくない」とされる理由
風水的にNGな配置や方角とは?
風水では、モノの「配置」や「方角」が非常に重要とされています。
招き猫も例外ではありません。
たとえば、金色の招き猫を南に置くのはNGです。
金は「金運」を象徴する色ですが、南は「火」の方角。この2つは五行で相剋の関係にあり、火が金を溶かす=金運を弱めるとされています。
また、以下のような配置も要注意です:
暗くて人の出入りがない場所(例:物置やトイレ)
玄関の真正面に壁がある位置
埃だらけの棚の上
こうした環境に置かれた招き猫は、運気を吸収するどころか滞らせてしまう可能性があります。
色と方角の相性も大切
風水では「色」と「方角」の組み合わせが重要です。たとえば:
金色 → 西(金運アップ)
赤 → 南(健康運や情熱)
黒 → 北(厄除け)
白 → 東北(清浄・リセット)
色と方角の相性を無視してしまうと、効果が半減するばかりか、思わぬトラブルを招くこともあるため注意が必要です。
招き猫の正しい置き方とポイント
明るく人が集まる場所がベスト
招き猫を置くなら、明るく人の気配がある場所が最適です。具体的には以下のような場所がおすすめです。
玄関の右側(内側から見て)
リビングの入り口付近
店舗の場合はレジ横または入り口付近
これらの場所は「気の流れ」が活発であり、運気の入り口でもあります。
暗くて静かな場所に置かれている招き猫は、どこか寂しげで本来の力を発揮しにくくなります。
方角と色の組み合わせも忘れずに
先述の通り、色と方角の相性が非常に重要です。以下の組み合わせを参考にしてください。
西 × 金色:金運アップ
東 × 緑:成長・発展
北 × 黒:悪運除け・守り
南 × 赤:情熱・名誉運
配置する際には、方位磁石やスマートフォンのコンパスアプリを使って、正確に方角を確認しましょう。
招き猫の「向き」と「高さ」にも注意
招き猫は入口の方を向くように配置するのが基本です。これは「福を外から招き入れる」という意味合いがあるためです。
高さについては、人の目線よりやや低めの位置(腰〜胸の高さ程度)に置くのが理想的とされています。高すぎたり低すぎたりすると、視線が合わず、存在感が薄れてしまいます。
招き猫の手の挙げ方と意味
右手を挙げた招き猫:金運アップ
右手を挙げた招き猫は、「金運」「財運」を呼び込む存在です。
個人宅であれば「貯蓄」や「臨時収入」に効果があるとされており、商売をしている方には売上アップの象徴ともいえます。
左手を挙げた招き猫:人脈・お客様を招く
一方、左手を挙げた招き猫は「人とのご縁」「お客様」を招くとされます。
家庭円満や仕事の人間関係を良くしたい人にもおすすめのタイプです。
両手を挙げた招き猫は「欲張り」?
両手を挙げている招き猫もありますが、風水的には「欲張りすぎて何も得られない」といった解釈もあるため、使い方には注意が必要です。ただし、バランスよく飾れば、「お金」と「人」の両方を呼ぶ」とされるケースもあります。
招き猫の手入れと交換時期
定期的な清掃が運気を保つカギ
招き猫は置きっぱなしにするのではなく、定期的に埃を拭き取ることが大切です。特に顔や手の部分は目につきやすいので、常にきれいに保ちましょう。
効果が薄れてきたと感じたときの対処法
「なんとなく運気が下がっている気がする…」と感じた場合、招き猫の置き場所や向きを見直すだけでも変化があることがあります。
それでも改善がない場合は、新しい招き猫に交換するタイミングかもしれません。
古くなった招き猫の処分方法
古くなった招き猫は、できれば神社や寺院で「お焚き上げ」してもらうのが望ましいですが、難しい場合は感謝の気持ちを込めて白い紙に包み、塩をふって捨てるのが一般的です。
よくある誤解とQ&A
招き猫は複数置いてもいいの?
複数の招き猫を置くこと自体は問題ありません。ただし、目的が異なる招き猫(例:金運と人脈)を混ぜて配置するときは、方角や高さを工夫する必要があります。一ヶ所に固めて置きすぎないのがポイントです。
他の縁起物と一緒に置くとどうなる?
風水的に相性のいいアイテムと組み合わせることで、さらに運気アップが期待できます。
たとえば
八角鏡 × 招き猫:邪気を跳ね返し、福を招く
水晶 × 招き猫:浄化とパワーの補強
ただし、相性の悪いアイテム(例:火属性のアイテムと金の招き猫)は避けましょう。
素材やデザインの違いによる効果の差はある?
陶器・木製・金属製など素材によって微妙にエネルギーの質は異なります。たとえば、木製の招き猫は「ナチュラルな成長運」を、金属製は「力強い財運」を招くと言われています。選ぶ際は自分の願い事に合った素材を選ぶとよいでしょう。
まとめ
風水において招き猫は、正しい置き方をすることで運気を高めてくれる頼もしい存在です。逆に、置き方を間違えると逆効果になってしまうこともあるため、以下のポイントをぜひ意識してみてください。
招き猫は「明るく人の集まる場所」に置く
色と方角の相性を意識する
向きや高さにも配慮する
手入れは定期的に行う
効果が薄れたら見直しや交換も検討する
生活の中に風水を自然に取り入れることで、より良い運気の流れを実感できるはずです。ぜひこの記事を参考に、招き猫の力を最大限に引き出してください。
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