「ChatGPTのようなAIを、LINEやメールを入力している途中でそのまま使えたら便利なのに」と感じる人に注目されているのが、Acti AI キーボード(Acti: Agentic Keyboard)です。
Actiは単なる文章生成キーボードではありません。
入力欄から離れずに検索したり、カレンダーやNotionなどと連携したりできる「Agentic Keyboard」を掲げています。
Actiはどんな人におすすめ?
Actiは、スマホでAIを使うたびにChatGPTなど別のアプリへ移動するのが面倒な人には、試してみる価値があるAIキーボードです。
スペースバー部分の「Acti Bar」を長押しするだけでAI機能を呼び出せるほか、NotionやGoogleカレンダーなどを使ったワークフローもキーボードから実行できます。
しかも、Acti自体に有料プランや有料Creditsはなく、無料で提供されていると明記されています。(2026年9月5日時点)
一方で、AI機能には利用上限となるCreditsがあります。
また、iPhoneではAI機能を利用するためにキーボードの「フルアクセス」を許可する必要があります。
AIが外部サービスを操作する仕組みでもあるため、「普通の日本語キーボードとして安定性だけを重視したい」という人にはGboardなどのほうが向いています。
ここからは、Actiの使い方、日本語かな入力、料金、口コミ、安全性まで徹底解説していきます。
ぜひ最後まで読んで頂ければ幸いです。
Actiとは?
Actiは、スマホのキーボードそのものにAIエージェント機能を組み込んだアプリです。
通常のAIキーボードが文章の校正や返信文の作成を中心とするのに対し、Actiは「入力した内容から次の行動を実行する」ことを特徴としています。
たとえば、チャット中に店を検索してリンクを出したり、Notionの資料を呼び出したり、Google Meetやカレンダーを使った操作を実行したりできます。
なお、Actiは「ChatGPTアプリをキーボード化したもの」ではありません。
Acti独自のサービスであり、AI処理には外部のAIモデルプロバイダーも利用するとプライバシーポリシーに記載されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | Acti: Agentic Keyboard |
| ジャンル | AIキーボード・仕事効率化 |
| 運営・提供 | TypeX Limitedおよび関連会社 |
| iOS販売元 | TypeX Limited |
| Android開発者表示 | Xyzer Technology Limited |
| 料金 | 基本無料。公式規約上、現時点で有料プラン・有料Creditsなし |
| 対応OS | iPhone:iOS 17以降/Android版あり |
| 日本語 | 日本語入力・音声入力対応、12キーかな入力対応 |
| 主な機能 | Acti Bar、Skill Keys、Skill Builder、外部アプリ連携、音声入力 |
| 対象年齢 | iOSは13+ |
Actiは日本語に対応している?
日本語入力には対応しています。
対応言語ページでは、日本語はキーボード入力と音声入力の両方が「Supported」とされています。
94言語の文字入力、61言語の音声入力に対応しています。
さらに、iOS版v2.1.1では日本語の12キーかな入力が追加されました。
日本のスマホユーザーにはかなり重要なアップデートです。
ただし、日本語入力はできるものの、設定画面などが完全に日本語化されて這いません。
Acti AI キーボードの使い方
iPhoneで使う場合
iPhoneでは、次の流れで設定します。
- App StoreからActiをインストール
- 「設定」→「一般」→「キーボード」→「キーボード」を開く
- 「新しいキーボードを追加」からActiを選択
- Actiの「フルアクセスを許可」をオン
- 文字入力画面でActiに切り替える
- 指示を書いてActi Barを長押しする
AIや外部アプリとの接続にはネットワーク通信が必要なため、iOSではフルアクセスの許可が必要です。
Androidで使う場合
Androidでは、ActiをGoogle Playからインストール後、「設定」→「システム」→「言語と入力」→「画面キーボード」などからActiを有効にします。
その後、文字入力画面でActiへ切り替え、Acti Barを長押しするとAI機能を利用できます。
機種によって設定画面の名称は多少異なります。
Actiの良い評判・口コミ
アプリを切り替えずにAIを使えるのが便利
「メッセージ画面を離れず、スペースバーから必要な情報を生成できる」という点を評価するレビューが確認できます。
Acti最大の特徴はここです。
ChatGPTなどを使う場合、「文章をコピー→AIアプリを開く→質問→回答をコピー→元のアプリへ戻る」といった操作が発生します。
Actiならキーボード上から処理できるため、この往復を減らせます。
AIキーボードのアイデアそのものを評価する声
「キーボードにAIエージェントを組み込むコンセプト」を高く評価するレビューが確認できます。
文章作成や要約、返信生成をキーボード内で利用できる点を評価する投稿があります。
Actiは予測変換を少し賢くするだけではなく、キーボードをAIの入口にする設計です。
この違いが話題になった理由の一つでしょう。
外部サービスと組み合わせられる
Actiでは、Gmail、Slack、Notion、Calendarなどを接続したり、自分でSkillを作ったりできます。
150以上のツールや1,000以上のコミュニティSkillsが案内されています。
決まった作業をスマホで繰り返す人ほどメリットを感じやすい機能です。
Actiの悪い評判・口コミ
音声入力や予測変換に不満もある
音声入力を呼び出す手順や、ジェスチャー入力の予測精度などについて改善を求めるレビューもあります。
普段Gboardや純正キーボードを高速で使っている人ほど、細かな入力感の違いが気になる可能性があります。
Skillが思ったように動かないという口コミもある
追加したSkillやアプリ横断機能が期待どおりに動かなかったとしてアンインストールしたユーザーも確認できます。
Actiは外部APIや生成AIを利用するため、一般的な文字入力だけのキーボードより仕組みが複雑です。
Actiのメリット
Actiのメリットは、主に次の4点です。
- AIを使うために別アプリへ移動する回数を減らせる
- 日本語12キーかな入力に対応した
- Skillを作り、自分の用途に合わせてカスタマイズできる
- GmailやNotionなど外部サービスと連携できる
特に「文章を生成するAIキーボード」というより、キーボードから検索・生成・外部サービスの操作までつなげられることがActi独自の強みです。
Actiのデメリット・注意点
キーボードアプリにフルアクセスを許可すること自体が不安な人もいるでしょう。
Acti側は、通常のキー入力内容をすべてサーバーへ送信することはなく、Skillを明示的に実行した場合のみ、そのSkillが必要とする入力を送ると説明しています。
ただし、Skillを実行した際の入力内容はActiのサーバーやAIモデル提供会社へ送信される場合があります。
機密情報やパスワードなどを安易にAI処理へ渡さないことは重要です。
さらに、生成AIなので結果が間違う可能性があります。公式規約でも、メール送信やファイル共有など取り消しにくい操作を行う前に、AIが提案した内容を確認するよう求めています。
商用利用についても注意が必要です。
利用規約にはサービス利用ライセンスを「internal, non-commercial use」とする記載があるため、Actiそのものを商用サービスへ組み込んだり再販売したりする用途を考えている場合は、事前に規約を確認したほうがよいでしょう。
Actiは無料?料金と課金について
2026年9月5日時点の公式利用規約では、Actiは無料です。
| 項目 | 2026年9月5日時点 |
|---|---|
| アプリのダウンロード | 無料 |
| 通常のキーボード | 無料 |
| Acti Bar | 無料 |
| Skill Builder | 無料 |
| Skill Hub | 無料 |
| 有料サブスク | 公式規約ではなし |
| 有料Credits | なし |
| AI利用制限 | Creditsによる日次・ローリング制限あり |
今後料金体系が変わる可能性はあるため、課金画面が表示された場合はその時点の価格を確認してください。
現在は有料サブスクがないため、基本的に「サブスク解約」は不要です。
Acti自体をやめたい場合はアンインストールするか、「Account Information → Delete Account」からアカウントを削除できます。
Actiは安全?怪しくない?
公式サイト、利用規約、プライバシーポリシーが公開され、日本のApp StoreとGoogle Playの両方で配信されています。
また、TechCrunchなど海外テクノロジーメディアにも取り上げられています。
プライバシーポリシーでは、通常入力したキーを遠隔で記録する仕組みは持たず、Skillを自分で実行したときだけ必要なテキストを送信すると説明しています。
通信中の暗号化、アカウント削除機能、接続したGmail・Slack・Notionなどの権限を解除する方法も明記されています。
Google Playのデータセーフティでも、通信中のデータ暗号化とデータ削除リクエストへの対応が表示されています。
とはいえ、100%安全と断定できるアプリはありません。
Actiは普通のキーボードより外部サービスとの連携範囲が広いため、SkillにGmailなどを接続するときは、表示される権限を確認してから許可するのがおすすめです。
Actiが話題になっている理由
Actiが注目された大きな理由は、AIを「別のチャットアプリ」ではなく、毎日使うキーボードへ入れたことです。
さらに日本のユーザーにとっては、8月のアップデートで日本語12キーかな入力に対応したことが大きな変化です。
以前は「面白いAIキーボードだけれど、日本語の普段使いには向かない」と感じる人もいたはずですが、かな入力対応によって試しやすくなっています。
Actiがおすすめな人
Actiは次のような人に向いています。
- ChatGPTなどAIアプリを開く回数を減らしたい人
- LINEやメールを書きながらAIを利用したい人
- NotionやGoogleカレンダーなどをよく使う人
- 自分専用のAIショートカットを作りたい人
- 新しいAIアプリを試すのが好きな人
特に、「AIとの会話」より「AIにそのまま作業してほしい」という人と相性が良いアプリです。
Actiをおすすめしない人
一方、次のような人にはActiが合わない可能性があります。
- Gboardなどの入力精度と安定性を最優先する人
- キーボードのフルアクセス許可に抵抗がある人
- AIを大量に無制限で使いたい人
- 仕事上の機密情報を頻繁に入力する人
普通のキーボードとして使うだけなら、ActiのAI機能を活かしきれません。
まとめ
Acti AI キーボードは、スマホの文字入力欄をそのままAIの操作画面に変えようとしている、かなり特徴的なアプリです。
料金については、公式規約では無料です。
ただしAI機能にはCredits制限があり、完全無制限ではありません。
また、iPhoneではフルアクセスが必要で、AI処理を実行したテキストは外部サーバーへ送られる場合があります。
その点を理解したうえで、「ChatGPTなどを使うためにアプリを行き来するのが面倒」「入力中にそのままAIへ作業を頼みたい」人なら、一度試してみる価値のあるAIキーボードです。


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