Granola AIは、ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teams、対面での会話を文字起こしし、AIが読みやすい会議メモにまとめてくれるツールです。
海外で利用が広がっており、Google Playでは10万回以上ダウンロードされています。
一方、日本のApp Storeではまだ評価数が少なく、「日本語でも使える?」「無料?」「会社の会議を録って大丈夫?」と気になる人も多いでしょう。
結論からいうと、会議にAIボットを参加させず、できるだけ自然に議事録を残したい人にはかなり相性のいいサービスです。
ただし、アプリの画面は英語のみで、無料版では30日より古いノートを閲覧できないなど注意点もあります。
ここからはGranola AIについて詳しくみていきます。
ぜひ最後まで読んで頂ければ幸いです。
※料金・ストア評価などは2026年9月4日時点で確認しています。
Granola AIとは?
Granola AIは、会議中の音声を文字起こしし、その内容から要点・決定事項・アクション項目などをAIが整理する「AIノートパッド」です。
一般的なAI議事録サービスのように「Granola Bot」という参加者をZoomやGoogle Meetへ入室させる方式ではありません。
MacやWindows上でマイクとシステム音声を取得して文字起こしするため、Zoom、Google Meet、Microsoft Teams、Slack Huddlesなど、基本的に会議アプリを選ばず利用できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | Granola – AI Meeting Notes |
| ジャンル | AI議事録・文字起こし・会議メモ |
| 開発・運営 | Granola, Inc. |
| 料金 | Basic無料、Business $14/ユーザー/月、Enterprise $35/ユーザー/月 |
| 対応OS | macOS、Windows、iOS、Android、Apple Watch |
| 日本語 | 文字起こし・AI要約に対応/画面は英語のみ |
| 主な機能 | 文字起こし、AI要約、アクション項目抽出、AIチャット、共有、外部サービス連携 |
| ログイン | GoogleまたはMicrosoftアカウント |
| 年齢区分 | App Storeでは4+ |
| 公式リリース | 2024年5月22日 |
Granola自体は2024年5月22日に公開され、その後iOS版が2025年4月30日、Windows版が2025年6月11日に登場しました。
Android版は2026年7月1日、Apple Watch版も2026年7月28日に公開されています。
Granola AIはどんな人におすすめ?
Granola AIは、ZoomやMeetの参加者欄にAIボットを表示せず、会議の内容だけを自動で整理したい会社員に向いています。
無料プランでも会議回数そのものは無制限です。
まず数回試して、文字起こしや要約の精度を確認しやすいのもメリットです。
一方で、日本語UIを求める人や、無料のまま数カ月・数年分の議事録を蓄積したい人には向きません。
重要な会議では文字起こしミスや生成エラーも想定し、AIのメモだけを唯一の記録にしないほうが安心です。
Granola AIは日本語に対応している?
日本語の文字起こしとAI要約には対応しています。
2026年9月2日のアップデートでは、Mac・Windowsのマルチ言語モードが32言語に拡大され、日本語も対象に含まれています。
デスクトップ版では日本語と英語など、複数言語が混ざる会議の文字起こしにも対応しています。
iPhone・Androidでも日本語を利用できます。
ただし、ここで注意したいのが「日本語対応=アプリが日本語表示される」わけではないことです。
メニューやボタン、設定画面などのインターフェースは現在英語のみと明記されています。
日本のApp Storeでも対応言語は「英語」と表示されています。
またスマホ版は、会議内で複数の言語を切り替える用途より、基本的に1つの言語で会話する使い方が推奨されています。
日本語利用で知っておきたい点
専門用語、会社独自の略語、人名などは正しく認識されない場合があります。
マルチ言語モードでは社内用語などが正確に文字起こしされない可能性があると案内されています。
そのため、日本語対応は実用的ですが、「議事録を一切確認しなくても完全に正確」というタイプのサービスではありません。
Granola AIの良い評判・口コミ
会議中にメモへ集中しなくてよくなった
Granolaを使うことで自分で細かくメモを取る必要が減り、会話に集中しやすくなったという評価が見られます。
これはGranolaの設計そのものと相性がいい部分です。
会議中は必要なポイントだけ自分でメモし、終了後に文字起こしをもとにAIが情報を補完できます。
AI要約が読みやすい
文字起こしをそのまま保存するだけでなく、話題、決定事項、次にやることなどを整理したノートにしてくれる点も評価されています。
「後から全文を読み直さなくても会議内容を振り返りやすい」という使い方がGranolaの強みです。
操作がシンプル
「初回でも使い方が分かりやすかった」「インターフェースがシンプル」という趣旨のレビューも確認できます。
機能を大量に並べる議事録ツールというより、メモ帳の延長として使えるよう設計されているのが特徴です。
対面の会話でも使いやすい
Google Playでは、対面での重要な会話や語学レッスンなどの記録・整理に便利だったという評価が見られます。
iPhone、Android、Apple Watchが使えるため、PCを開きにくい打ち合わせでも記録しやすくなっています。
Granola AIの悪い評判・口コミ
文字起こしやアップロードに失敗することがある
会議終了後のアップロードが失敗し、再試行しても復旧できなかったという報告が確認できます。
重要な商談や面談などでは、Granolaだけを唯一の記録手段にしないほうが無難です。
話者識別や固有名詞が間違うことがある
単語の誤認識を修正しやすくしてほしい、誰が話したかの紐付けを改善してほしいという意見も確認できます。
特に複数人が同時に話す場面や専門用語が多い会議では、終了後の確認が必要です。
AI要約が元の意味とずれる場合がある
AIが作ったノートに事実と異なる内容が含まれたり、元の発言の意味が変わってしまったりするという指摘もあります。
これはGranolaに限らず生成AI全般で注意したい部分です。
決裁内容、金額、納期などの重要事項は、文字起こし本文と照合するのがおすすめです。
Granola AIのメリット
会議にボットが入ってこない
Granolaを選ぶ大きな理由の一つです。
デスクトップ上のマイクとシステム音声を利用するため、ZoomやGoogle Meetの参加者一覧に「Granola Bot」が追加されません。
社外の商談などで、AIボットが参加者として表示されることに抵抗がある人には使いやすい方式です。
ただし、ボットが見えないからといって無断で文字起こししてよいという意味ではありません。
Zoom・Meet・Teamsを選ばない
Granola Desktopは特定のWeb会議サービスに依存しないため、Zoom、Google Meet、Microsoft Teams以外の音声でも利用できます。
PCで再生されている音声そのものを取得する仕組みなので、複数の会議サービスを使い分けている会社員にも向いています。
無料でも会議回数は無制限
現在のBasicプランは$0で、会議回数に固定上限はありません。
AI議事録、AI Chat、共有フォルダ、テンプレート、多言語対応など主要機能を試せます。
「毎月○分まで」という時間制限より、過去ノートの閲覧期間で無料版と有料版を分ける料金体系です。
会議後の情報活用までできる
Granola Chatを使えば、過去の会議内容について質問したり、アクション項目を抽出したりできます。
BusinessではNotion、Slack、HubSpot、Zapierなどとの高度な連携やMCPも利用できます。
単なる文字起こしではなく、「過去の会議を検索できる知識データベース」に近い使い方ができるのが特徴です。
Granola AIのデメリット・注意点
アプリ画面が日本語化されていない
日本語会議は処理できますが、UIは英語です。
英語の設定画面が苦手な人には、Nottaなど日本語UIのあるサービスのほうが扱いやすいでしょう。
無料版では30日より前のノートを利用できない
Basicでは直近30日分のノートだけ閲覧・利用できます。
30日を過ぎたノートは即削除されるわけではなく、Granola側には保存されていますが、Basicのままではアクセスできません。
長期的な議事録データベースとして使うならBusinessへのアップグレードを考える必要があります。
GoogleまたはMicrosoftアカウントが必要
Granola DesktopへのログインはGoogleまたはMicrosoftのシングルサインオン方式です。
メールアドレスと独自パスワードだけで新規登録するタイプではありません。
スマホ版とPC版では用途が少し違う
ZoomやGoogle Meetを文字起こししたい場合、基本的にはMacまたはWindows版を使います。
iPhone・Androidは対面会議向けに設計されています。iPhoneでは発信する電話の文字起こしにも対応していますが、現在は着信通話には対応していません。
Granola AIは無料?
2026年9月4日時点の公式料金は以下のとおりです。
| プラン | 料金 | 主な違い |
|---|---|---|
| Basic | $0/ユーザー/月 | 会議無制限、過去30日分のノート、AI Chatなど |
| Business | $14/ユーザー/月 | 履歴無制限、高度なAI、外部連携、MCP、APIなど |
| Enterprise | $35/ユーザー/月 | SSO、管理機能、保持期間設定、企業向けセキュリティなど |
無料版は「数回使ったら終わり」という体験版ではありません。
クレジットカード不要・期間制限なしで無料利用でき、会議回数も無制限と案内されています。
最大の制限はノート履歴が30日間という点です。
為替や税金などで実際の請求額が変わる可能性があるため、決済時の表示を確認するのが良いでしょう。
Granolaの解約方法
有料プランはいつでも解約できます。
「Settings → Billing → Manage subscription」からStripeの請求画面を開き、「Cancel subscription」を選択します。
解約後も現在の請求期間が終了するまでは有料機能を利用でき、その後Basicへ戻ります。
Granola AIは安全?怪しくない?
現時点で確認できる情報を見る限り、運営元やセキュリティ方針を公開している一般的なSaaS型AIサービスです。
一方で、会議内容という重要なデータを扱う以上、「100%安全」と断定することはできません。
利用規約やプライバシーポリシーではGranola, Inc.の所在地や問い合わせ先が公開されています。
英国にはGranola Labs Ltdという法人もあります。
GranolaはSOC 2 Type II認証を取得したと公表しています。またGDPRへの対応も案内しています。
会議音声は文字起こし処理のため一時的に利用されますが、処理終了後に削除され、音声録音として保管されません。
保存されるのは主に文字起こしとノートです。
そのため、後から「録音音声を聞き直したい」という用途には向いていません。
ノートなどのデータは米国のAWSサーバーに保存され、保存時・通信時ともに暗号化すると説明されています。
国内サーバーへの保存を必須とする会社では、導入前に社内ルールの確認が必要です。
Granolaは会議へボットが参加しないため、利用していることが相手から見えにくい仕組みです。
しかし公式は、文字起こし前に参加者へ知らせ、必要な同意を得ることを強く推奨しています。
会社の情報管理ルールや会議参加者の所在地によって扱いが異なるため、無断で記録するのではなく事前に確認するのが無難です。
Granola AIの使い方
基本的な使い方は難しくありません。
- 公式サイトからMac・Windows版、またはApp Store・Google Playからスマホ版をインストールする
- GoogleまたはMicrosoftアカウントでログインする
- カレンダー、マイク、システム音声など必要な権限を許可する
- 日本語会議なら言語設定を確認する
- 会議開始時にGranolaの文字起こしをスタートする
- 会議終了後にAIが作成したノートと文字起こしを確認する
- 必要に応じてAI Chatで質問したり、ノートを共有したりする
Granolaは完全自動で勝手に会議を録り始める仕様ではなく、基本的にユーザー自身が開始操作を行います。
Macではマイクに加え「Screen & System Audio Recording」の権限が必要ですが、これはシステム音声取得のためで、Granolaは映像を録画・保存するものではないと説明しています。
Granola AIがおすすめな人
Granolaは次のような人と相性がいいです。
- Zoom、Google Meet、Teamsを頻繁に使う人
- AIボットを会議へ参加させたくない人
- 会議中はメモより会話に集中したい人
- オンライン会議と対面会議を同じ場所で管理したい人
- 会議後にAIへ質問し、過去の決定事項を探したい人
特に、毎日複数の会議が続く会社員にとっては、無料版でも導入効果を判断しやすいサービスです。
Granola AIをおすすめしない人
一方、次のような場合は別のサービスも比較したほうがよいでしょう。
- アプリの設定画面まで完全な日本語を求める人
- 無料のまま半年・1年分の議事録を保存・検索したい人
- 会議の録音音声そのものを後から再生したい人
- AIの文字起こしだけを絶対に失えない記録として利用したい人
重要な内容は必ず人間が確認する、という前提で使うのがおすすめです。
まとめ
Granola AIは、Zoom、Google Meet、Teams、対面会議などを文字起こしし、AIが要点やアクション項目を整理してくれる会議メモアプリです。
日本語の文字起こし・要約には対応しており、2026年9月にはデスクトップ版の対応言語が32言語まで拡大しました。
特に魅力的なのは、会議へAIボットを参加させる必要がなく、無料版でも会議回数そのものは無制限なことです。
一方、アプリ画面は英語のみで、無料版は直近30日分しかノートを利用できません。またAI要約や話者識別が常に正確とは限らないため、重要な内容は確認が必要です。
「毎日のZoomやMeetのメモを楽にしたい」「対面の打ち合わせも同じアプリで残したい」「まず無料でAI議事録を試したい」という人なら、インストールして試してみる価値はあるでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。


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